福島のこと

オダマガでインタビュー記事を始めようということで、福島の遠藤知絵さんを訪ねて福島に日帰りで行ってきました。

先日のフェスティバル福島で突然お願いしたにもかかわらず受けてくださりました。一番安い方法はバスかと思いましたが、バスも意外と高かったです。
福島に行くという話を、その少し前、柏にファウンテンサンを見に行ったら山崎さん(ブリュッケのメイン大工)が米沢から見に来ていて、インタビューの日に会えるということになって昼ご飯を一緒に食べました。
ご飯を食べたのは福島駅から車で10分くらいでしょうか。「風と木」というお店でした。このお店もブリュッケと少し関係していて、設計をして頂いたtantableの丹治さんの実家のカフェです。
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あまり濃い味付けのものを最近は好まないのですが、そんな自分にあった素材の味が立っているおかずと、ご飯は玄米だったんですが玄米てこんなに柔らかいんだという感じで、自分の食に対する無知さを思い知れる内容でした。何も発見のないことほど面白くないことはないですが、料理はとてもおいしかったです。
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山崎さんと少しコーヒーの話題に。先日贈ったエアロプレスがとても気に入ったようで、嬉しいです。

インタビューの待ち合わせの時間になって山崎さんと別れ、遠藤さんと合流。
最初に入ろうとした最近できたという喫茶店はいっぱいそうだったので老舗のコーヒーグルメというお店に入りました。遠藤さんが子供の頃からあるというそのお店は、つまり自分が子供のころからあって、そのお店が今も続いてて老若男女がそこにいて賑わっている光景は新宿の西武なんかにも似ているものの少しニュアンスが違うというか、柔らかい雰囲気がありました。

今回のインタビューの目的はLIFEKU(ライフク)という遠藤さんも参加されている組織があり、まちづくりについてお話伺えたらというものでした。小台の周辺もなにかしたい。というか盆踊りをまともなものにしたいという思いがありますが、盆踊りだけやろうとしても実現できないので、個人的な活動の仕方を考えたいということです。
インタビューを終えて、とりあえずエスパル(福島駅の駅ビル)で時間を潰しながら帰り方を考えようと思っていたところ、LIFEKUの方達を紹介くださるということでOPTICAL YABUUCHIさんに。
このお店は眼鏡屋さんです。それはそれは昔々からある老舗とのことです。ただ、2年前に店主の薮内さんが改装したのでだいぶお洒落になっています。(写真撮らせていただきましたがiPhoneがブレブレだったので控えます)
薮内さんはフレームを手で彫られるらしく、そんな手彫りのフレームなんて聞いたことないから凄いと思ったんですが、最近CNCを導入したらしく、これが動くのも見せて頂きました。
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私はガチャ目で右が左より少し悪いんですが、揃えたら頭良くなるかもと思って無印で作った以外はメガネ屋さんというのに縁遠く、眼鏡事情こんなことになってるとは知りませんでした。もしメガネを作るなら薮内さんのところで一生ものの手彫りフレームが欲しいです。
お店の正面に大きく「C」の文字のポスターがあります。これはコンシェルジュマークと行って、このポスターが貼ってあるお店では福島のことをいろいろと聞いてもいいよというマークなので、気軽に入ってお仕事の邪魔にならない程度に話を聞きに入るのもいいかと思います。
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この建物には二階には花屋のTotal Plants bloomとレコード屋のLITTLE BIRDが入っています。花はあまり見たことないようなのが多くてステキでした。レコード屋のmercyさんはDJもされていて、今度行く時にはまたお話を伺いたいと思います。
そして3階は解放された空間で催しなどがあります。どこも薮内さんがご自身で色を塗られたりしていて見ていると楽しいです。
その一室の壁の色がかっこよかったので薮内さんと遠藤さんのお二人を撮らせていただきました。
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そして、ここにLIFEKUの事務所もあります。この一室は遠藤さんが設計を手がけていて、写真を撮り損ねましたが手洗いのところのタイルも綺麗で、素敵な部屋になっています。
一応取材ということで行っているのに今回ちゃんとしたカメラを忘れてしまったのでiPhone5Cが暗さに弱すぎてこんな写真ばかりです、、
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さらに屋上でもライブをやられたりしているそうです。
LIFEKUが始まる前からまちにコミットしようとしてだいぶ苦労をされていたようで、そんなお話を聞きながら自分の状況にも多少重ねられるものもあり、非常に参考になりました。

ビルを後にして、今度はPICKUPへ。ここは福島の若者が憧れるお洒落洋品店です。
途中、このPICKUPの方の動きがきっかけで植物を自由に植えられるようになった道を通って来たのですが、真っ暗で写真には収まりませんでした。暗かったのであまり見えなかったので、また明るい時間に見に伺いたいと思います。
フクハナというこの活動はゆっくりと強く続けるといった意味合いの像の手袋のマークが目印です。IMG_3023

そしてお店に。ここにもコンシェルジュマークがあります。
お店の田中さん、藁谷さんにLIFEKUのことを伺いました。LIFEKUはボランティアなので活動資金のために販売しているバッジがあります。さらに、オダマガとは比べ物にならないきちんとした小冊子「そもそも」を出されています。福島の人が寄稿して作る冊子となっています。こちら購入しまして店に置いて置くので気になった方は読んで見てください。
福島のみなさん、いきなり訪ねてきた坊主にこんなにいろいろ親切にお話くださりありがたかったです。
純粋に服屋に入ったわけでないので全然見てませんでしたが、今度またじっくり見たいです。途中入ってきたお客さんと遠藤さんが初対面なのにこんなやり取りができるのかという感じで、遠藤さんの聡明さが垣間見れました。藁谷さんが着ていたセーターがかっこよかったです。
かっこいい大人たちが自分のまちをいい状態に保つというのは非常にいいですね。
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そんなこんなで十分に充実していたので帰りは新幹線で帰りました。
福島のみなさんはとても温かく、いいところなので遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
王子からJRバスに乗っていけます。早割で3900円なのでそんなに安くはないですが。
LIFEKUで作っているフクシマナビという町歩き地図は、福島に行ったときにはゲットしてみてください。

それにしても、オダマガのために福島まで行って、体調不良で店休んでて何してるんだという感じですが、まだ身軽だということの確認にもなってよかったと思います。

インタビューは、いつぞやのことを思い出しますが、自分の方が聞かれていたかもしれません。人と話すところから練習しないといけませんね。
まちづくりに関しては次回は諏訪の友人を訪ねてみたいと思います。