SIGMA fp のスクリーン mod キットで改造

去年の誕生日に親が何か買ってくれるというので、欲しいもの特にないけど強いて言えば写真撮りたいからレンズ替えられてどうせならフルサイズが良いと SIGMA fp と言ってみたら本当に買ってくれた。ヨドバシで操作感は試してみていたけど、やはり実際に使ってみるとスクリーンのチルト機能(? 液晶ディスプレイを上下に動かせる機能)が欲しくなる。GR くらい薄くて軽いコンデジならグリップのあるスマホ感覚で良いんだろうけど、ちょっと重いしピントとか合わせてるとどうしても自分の頭と同じ角度でしか撮れない。寝っ転がったりとかしたら解消するのかもしれないけど、何かでこういう改造キットがあると見たから欲しくなった。

多分三万円くらいだったと思う。もう国内で売ってるところはなく、タオバオにしかなかった。2月にポチったら春節だから発送は後になるとメッセージが。忘れたころに届くだろうと思ってたんだけど、待てども来ない。どういうことだ?と思ってようやく4月も終わろうとした頃に問い合わせた。タオバオは中国語しか対応してなくてまずどこが購入履歴でどう問い合わせるのかがわからない。画面をスクショして Chat GPT に聞くとここをクリックしてここから問い合わせられるとか教えてくれて、凄すぎるなーと思った。問い合わせのやりとりも基本的にスクショを GPT に送って送りたい文章の翻訳もやってもらった。

問い合わせてみると既に発送してる。保証期間の60日が過ぎてるから何も対応出来ない。タオバオのカスタマーサービスに聞いくれとしか返ってこない。カスタマーサービスも AI 対応で最終的にどうすれば良いのかよくわからなかったのだけど、購入履歴を色々見てたらなんか倉庫にあるっぽい感じだった。

ここで GPTと相談しながら読み解いてくと、タオバオはどうやら買ったものは一旦倉庫に保管されるらしい。複数の店から色々と購入した場合に、その倉庫内のものを組み合わせてこれとこれはこの箱で発送みたいなことができる。そしてこの手順が必ず必要なのにされていなかったからいつまで待ってもものが届くはずはなかった。

要領を得て発送すると一万円ちょっとの送料がかかった。アリババとかで買うとなんで送料ゼロなの?くらいのことがあるから高いと思ったけど買ったものを失うよりはと思うことにした。

トラッキングしてると数日後に日本に届き、そろそろ着くかと思っていたら知らされてる追跡番号は成田で配達済み。どういうこと?と思って佐川急便の担当支店に電話して荷物が間違えてないか聞くと、「宛名は法人で違う荷物かと思います。」と回答。これまで四万円以上かかってるのに最後の最後で裏切られ、発送されてるし保証期間みたいのも切れてるし、もはやなす術なし。

もう諦めるか、これも勉強だった。と過ごしていたら今月に入って知らない番号から電話。知らない番号の電話は基本的に出ることはなくググって必要そうなら折り返すタイプの人間なので、いつものようにググるとタオバオカスタマーセンターらしい。しかし中国語で喋ってくるらしく出ても分からなそうだし少なくとも折り返しはしてもなぁと思ったらタオバオアプリの方にメッセージが。タイトルからかけ離れた文章が長くなってしまって何を買ったのか忘れてしまいそうだけど、買った改造キットが倉庫にある。遅れないでいるから正しい送り先と名前、電話番号を教えてくれと言われたからそれらを回答した。(もちろん Chat GPT を介しての会話)

するとどうしたことでしょう。ついに手元に届きました。

段ボール開けた写真になっちゃってるけど、こんな小さい段ボール箱が何ヶ月も無碍にされずに管理、保管されて最終的に購入者のもとに届くなんて、なんて凄いんだ!と感動してしまった。

ということで改造したいと思い、シールはがしを近所のスマホで購入し作業開始。

ここからは写真ばかりになります。やってみようという人の参考になればというところです。こういうの、動画便利だけど動画で見てると見えにくいとか巻き戻したり面倒なので写真で。

液晶保護フィルムを取ってシールはがしを隅に染み込ませる
液晶取り外し器を組み立て液晶を外す
はずれた液晶の隅のテープを取る
オレンジのフィルムを剥がしたら隅の方の配線を付属のシールを切って保護
繋いでみて液晶が映るか確認
チルト機構の窓を外しておく
隙間にネジの受けを差し込んでチルト機構をネジで固定
残りのパーツを貼っていって完成

これでもう少し写真を撮るようになるんだと思う。

しかし、中国語勉強して1年以上経つけど全然太刀打ち出来ない。勉強してるっても週一回30分だけだから仕方ないか。

動画で見てたのとは少しバージョン違いそうだった(ネジ受けの形が違いそう)のでそれなりに最新のものだと参考になるかも。

谢谢。ありがとうございました。

2025年6月28日