喉のシノニム

声が私のようでなくなること、
私のような声が聞こえること、
声が私を拘束すること、
私の喉のシノニム(同義語)は過剰に増殖していく
実演をまじえながら、声にまつわる自作の系譜をたどっていきます。

プログラム

・ぴりあど(2013) 女声とチェロのための
・Vox-Autopoiesis(2015-)
・_の帝国(2018)

実演の合間にトークがあります。
ちょっと興味あるという方も気軽にお運び下さい。

当日は2018年6月1日出版予定の小宮知久 ドキュメント・エディションの先行販売も行います。

『VOX-AUTOPOIESIS』

概要:楽譜とは何か。演奏者の声が楽譜を生成していくことで音楽行為の更新に迫る作曲家・小宮知久作品《VOX-AUTOPOIESIS》。演奏後に残された楽譜は、戯れと抗いの痕跡(ドキュメント)であり、演奏者の新たな身体の生起でもある。松井茂(詩人, IAMAS准教授)の論考と合わせて、楽譜ドキュメントをスペシャルエディションで発売。

価格:3,500円(税別/限定100部/エディション付)
デザイン:山田悠太朗
企画出版:thoasa(コ本やhonkbooks)

楽譜書籍についても、トークの最後にお話する予定です。
また、軽食になるようなカレーもご用意しています。(なくなり次第終了)
当日ふらっと来ることもできますが、よろしければ下記よりご予約ください。

日程 2018年5月19日 (土)

料金 1500円 + 1ドリンク

時間 18:30 スタート

出演 小宮 知久 根本 真澄 善養寺 彩代 飯島 哲蔵

小宮 知久

1993年横浜市生まれ。作曲家。コンピュータを用いた作曲により、
テクノロジーと身体の関係を再考・攪拌し、アコースティックな作品
からライブエレクトロニクス、インスタレーションの制作をしてい
る。東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。 近年の活動に『泳
ぎつづけなければならない』(2016、TOKAS本郷(旧TWS本郷)、
個展)などがある。

根本 真澄

福島出身。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学別科卒業。
イタリアベルカントオペラから近代作曲家までレパートリーを持ち、新曲演奏や即興演奏を中心に活動している。
大学卒業時に同声会賞受賞。イタリアでのFestival musicale Recondite Armonie最優秀演奏者。
高橋啓三、平松英子、アンナ=マリア・パーマー各氏に師事。
啓声会会員。日本声楽家協会準会員。

善養寺 彩代

東京藝術大学作曲科卒業、同大学院音楽研究科在籍中。
2016年 遠藤千晶氏のリサイタルにおいて、箏コンチェルト作品が日本フィルハーモニー交響楽団によって初演される。
伴奏などピアニストとしての演奏活動だけでなく、歌手として多くの新作初演にも携わる。また邦楽やクラシック音楽の作編曲、舞台や映像作品への音楽も手がけるなど多岐に渡って活動中。

飯島 哲蔵

4歳よりチェロを始める。私立武蔵高校卒業。東京藝術大学を経て、同大学院を修了。修了時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。その後渡欧し、ベルリンにて研鑽を積む。チェロを河野文昭、山崎伸子、上森祥平、マルクス・ニコシュの各氏に師事。第10回ビバホールチェロコンクール井上賞(特別賞)。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2017第1位。