TRANSMISSION PANG PANG along 荒川

TRANSMISSION PANG PANGは、新しい祭りの伝承をつくる老古学です。2017年に韓国ソウル を拠点に活動するキュレーティング・ユニット「OPEN CIRCUIT」とオル太が共同で古代インド 発祥のボードゲーム「蛇と梯子」を元に各地で観察した祭りや民謡の身振りや道具、唄などか ら、独自のゲームを制作しました。今回、開催する「TRANSMISSION PANG PANG along 荒川」では、 コロナ禍で移動や集まることが困難となる中で、どのように新しい祭りをすることができるのか を問い、カフェ(BRÜCKE)と荒川をネットで繋いでプレイしていきます。BRÜCKEでは、「TRANSMISSION PANG PANG 大嘗祭」の新作の版画展示やTRANSMISSION PANG PANGのドキュメントブック販売を行います。

 

開催方法:
参加者は、カフェと荒川をネットで繋いでプレイしていきます。カフェではボードゲームが行われ、荒川ではカフェで引かれたボードゲームのカードのプレイが行われます。それぞれの場所を中継して、ゲームを進行します。また、勝者を予想し当たると、オル太米をもらうことができます。 尚、新型コロナウイルス感染症に配慮して実施されます。

 

TRANSMISSION PANG PANGとは:
TRANSMISSION PANG PANGは、観客参加型のパフォーマンスです。「蛇と梯子」というイン ド発祥のゲームを基にしたボードゲームを独自に制作し、サイコロの代わりにカードを引き、すご ろくのように駒を進めていきます。そのカードには様々な祭りの身振り、使用される道具、飲酒 や食べ物を食べる動作、歌を歌う動作、人を集める動作、カードを捨て振り出しに戻ること等が 描かれています。観客は引いたカードに書かれた身振りを想像し、他のカードと組み合わせて新 たな行為をつくります。

ご予約はGoogle フォームにて!

日程 2020年7月24日 (金) - 7月26日 (日)

料金 1500円+1 Drink

時間 12:30-(終了時刻:ゲームが終わるまで)

企画 オル太

オル太

1983-88年 日本生まれ

2010-12年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻博士前期課程(修士課程)修了、多摩美術大学美術学部油画専攻卒業

2013年 「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」金沢21世紀美術館、石川

2015年 「死の劇場 – カントルへのオマージュ」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都

2016年 「パノラマ庭園-動的生態系にしるす」アッセンブリッジ・ナゴヤ2016、名古屋 2016年 「Hybridizing Earth Discussing Multitude」釡山ビエンナーレ、釡山

2019年「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」青森県立美術館(青森)

2020年「超衆芸術 スタンドプレー」ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログ ラム”KIPPU”(京都)

 

2009年に結成した6名(井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chi)による表現集団。 創造行為、ひいては人間の根源的な欲求や感覚について、自らの身体をパフォーマンスという形で投じ、問いかけている。地域の風土や文化、感性に加え、サブカルチャーやマスメディアなどを通じて醸成された記憶にイン スピレーションを得ながら、未来と太古、宇宙と土着、テクノロジーとアナログなどの要素を自在に行き来する作品を生み出す。第4回展覧会企画公募入選、第14回岡本太郎現代芸術賞にて岡本太郎賞受賞。