生産地であるンゴジ県タンガラは、コーヒー栽培の民主化推進を受けてブルンジのコーヒー生産の中心地となった地域です。
タンガラの標高1700mに位置するギヘレ・ウォッシングステーションには、現在およそ1300もの小規模農園からチェリーが納入されており、1984年の設立以来、地域のコーヒーづくりを支えてきました。
こちらでは、家畜の飼育、肥料や苗木の提供のほか、コンテストの結果や売り上げ価格に応じて特別報酬を支払ったり、ステーションへ直接持ち込むのが大変な農家のために地域内各所へ集荷場を設置したりと、コーヒーの生産性と農民の生活をより良くするためのさまざまな工夫がなされています。
ブルンジではあまり一般的でないナチュラルプロセスに挑戦しているというのも大きな特徴です。納入後すぐにタンクで不純物が取り除かれたチェリーを、ロットごとに乾燥テーブルに広げ、さらに手作業で選別しながら、3~4週間かけて乾燥させます。乾燥期間中のチェリーは、雨や寒暖差から受ける影響を極力抑えるべく防水シートで覆われているため、11.5%の水分含有量に仕上げることができます。
甘さの余韻と深いコクとのバランスがとてもよいコーヒーです。
地域:ンゴジ県タンガラ
農園:ギヘレ・ウォッシングステーション
標高:1,500 – 1,800 m
品種:ブルボン
精製方法:ナチュラル
風味:イチヂク、ラズベリー、チョコレート
焙煎:中煎り